こんなこと、考えたことあるでしょうか?
「私はなんで生まれたの?」
「なんのためにここにいるんだろう?」

私自身、いつからかわからないのですが、小さい頃から疑問に思っていました。
それも、どちらかというとネガティブな感覚からくる疑問でした。
「私、なんで生きてなきゃいけないの?」
誰かに疑問をぶつけるとしたら、こう言っていたかもしれません…
なんで?どうして?教えてほしい。
と思いつつ、なぜかこの疑問を持っていることは言わない方がいいような、言ってはいけないような気がして、誰にも言いませんでした。
答えを知りたい。
でも、どうやって探せばいいのかわからない…
そんな状態のまま長い時間が経過しました。
それでも頭の中から疑問が消えることはありませんでした。
なにかに悩んでいる時、人間関係や仕事がうまくいかない時、トラブルに見舞われた時に決まってふっとこの疑問を思い出すのを繰り返していました。
そこからある時、特段答えを探して動いたわけではないのに、心理やカウンセリングについて学んでいる途中で、学びの方向が予想だにしていなかった方へ向かい始め、好奇心の赴くまま進んでいくと…
長年持ちつづけていた疑問の答えを見つけることができました。
それは、”なにか”が答えのある方向にスーッと導いてくれたような…そんな感覚でした。
疑問の答えを知ったら、これまでずっと感じていた”生きづらい”という感覚も手放すことができました。
長い間消えることがなかった重たい感覚、心臓のあたりで感じるグレーのもやもやした感覚も一緒に消えていったんです。
もしかしたら、今、以前の私と同じように答えを探している方がいるかもしれません。
答えを見つけたいのに見つけらなくて、もどかしさを感じている方がいるかもしれません。
そんな方に届けばいいな、と願いながら少しずつ答えについて書いていきたいと思います。
見えない世界の話になるので、信じる・信じない、受け入れられるかどうか?は人それぞれだと思います。
正解・不正解とかは別にして、私なりに得て納得した答えを記していきますので、ご縁のある方に読んでいただけたらうれしいなと思います。
みんな繋がっている
さて、答えについてお話しする前に、知っておくべきことがあります。
それが、私たちはみんな繋がっている、ということです。
人間も、動物も、植物も、命あるものはみんな繋がっています。
「え?いきなりなんの話?」
「”答え”とどんなつながりがあるの?」と思ったかもしれないですが、どうかお付き合いください(笑)
”私たちはみんな繋がっている”
画像で表現するとしたら…こんな感じでしょうか。


こんな風に、すべてのものが、みんな”なにか”に繋がっている。
みんな一体なにに繋がっているのか?
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みんなが繋がっているのは宇宙のミナモトです。
命あるものには魂が宿っています。
その魂は宇宙のミナモトの一部です。
私は宇宙のミナモトと呼んでいますが、呼び方はたくさんあります。
英語で根源を意味するSource(ソース)、大いなる存在、ハイヤーセルフ、神と呼ばれたりします。
私たち人間を含め、命あるものの中には、宇宙のミナモトのかけらが魂として入っています。
その魂が入っているから生きている、生きられるのです。

改めて考えてみると、私たちがここにいて、生きていることも、植物や動物が存在していることもものすごく、ミラクルなことだと思いませんか?
私たちが生きられるのは、お願いしなくても心臓が動いてくれるからですよね。
動物の心臓も彼らが頑張って動かしているわけではなく、動いてくれるから生きらる。
自然界の植物は誰のチカラも借りず、自然のチカラで育つ。
これって、どう考えてもミラクルじゃないでしょうか?
そして、存在することを許されているからここに在る、と思わずにはいられません。
その存在することを許可してくれているのが、宇宙のミナモトです。
私たちも、他の命あるものもすべて、宇宙のミナモトが許可してくれたおかげで存在しているんです。
存在することを許可してくれて、そのかけらを魂としてもらい、母という存在の中につくられた肉体の中に宿る。
その身体が子の宮(宮とは天子・神・仙人などが住む所。御殿のこと。)である”子宮”の中で育った末にこの世界に出てくる…
この流れを経て、今私たちはここに存在することができる。
私たちは、宇宙のミナモトとつながっているのです。
それから本当の”私”というのは、魂のことです。
魂は目で見ることができませんね。
目で見ることができるのは、私たちひとりひとりが持っている肉体だけ。
なので、ふつうは【私=身体・肉体】と考えますが、実はそうではありません。
”本当の私”とは、ひとりひとりが持つ肉体のことではなく、私たちに宿っているものの方。
つまり
【私=魂=宇宙のミナモト】
本当の”私”とは宇宙のミナモトのことなのです。
繰り返しになりますが、地球上に存在する命あるすべてのものの中には魂=宇宙のミナモトが宿っています。
よって、すべてものの存在の根源は同じで、みんな繋がっているということ。
あの人も、この人も、家族、友だち、先輩、後輩、上司、先生、ご近所さんも、あなたのお客様も、あなたが好きな人もキライな人も、犬も猫も、ハエもアリも、元をたどるとたどり着くところはみんな同じ…
みんな繋がっているのです。
アリが存在するワケは?
「今の話、最初の疑問と何の関係があるの?」
と思った方もいるかもしれません。
どうか、もう少しお付き合いください(笑)
ここで、ひとつ質問をします。
ちょっとイメージしてみてください。
いま、あなたは家の外に立っています。
ふと足元に目をやると、アリがあなたの靴のまわりを歩いています。
「そのアリはなんで生まれたんでしょう?」
あなたはなんて答えますか?
きっと
「…….」
こうなりますよね。(笑)
答えを絞り出すとしたら、食物連鎖の一端を担うからとか、アリがいないと生態系が崩れちゃうからとか…
それはそうなんですが、そこじゃなくて…
この質問の答えはきっと、
【存在するために生まれてきた】
【ここに在るために生まれてきた】
じゃないかと思うんです。
そのアリは、人間からアリと呼ばれているカラダの中に魂を宿して、アリとして存在するためにここに来た。
なにかの役に立つためとか、役割を果たすためとかではなくて、ただ存在するために。
エサが取れなかったり、雨に溺れたり、他の虫に食べられてしまったり、人に踏まれてしまったりして地球からいなくなってしまう時がくるかもしれないけど、それでいい。
すべてを経験するために、ここに存るために生まれたのです。

そして…
実際のところ、人間も同じなのではないか…
「私はなんで生まれたの?」
それは
【ここに存在するため】
「なんのためにここにいるんだろう?」
それは
【人間として生きることを経験するため】
これが疑問の答えだったんです。
人間として生きることを経験する、と望んだ。
そして、そうすることを宇宙のミナモトが許可してくれたから、今ここにいられる。
望まなければここにいないし、許可をもらえていなければここにいない。
両方揃ったからこそ、いまここに在ることが可能になるという、ミラクルが起こっていたのです。
※関連記事
【宇宙とのつながり】
アリと人間のちがい

「私はなんで生まれたの?」
それは
【ここに存在するため】
「なんのためにここにいるんだろう?」
それは
【人間として生きることを経験するため】
ひとりひとり違う魂を持って、ここに来て、この身に起こることすべてを経験するためにここに来たんです。
人間というくくりは同じでも、大元は同じ(宇宙のミナモト)でも、宿している魂はひとつひとつ違って、持っている肉体も違うから、どんな経験をするのかは魂ごとに異なります。
ひとりひとり、ぜんぶ経験するために生まれてきたのです。
アリは、人間のように思考しません。
「なんで生まれたんだろう?」
と考えることもありません。
アリとして存在している間、命の火が消えるその日までここに在ることをただただ全うするわけですね。
人間は、自然界ではなく社会で生きる必要があるが故にアリのようにはいかないんですね…
でも…
もう少しアリを見習った方がいいのかもしれません。
アリのように生きてみてもいいのかもしれません。
起こることすべてに、良いとか悪いとか、正解とか不正解とか、成功とか失敗とか、意味づけをする。
誰かと自分はまったく違う経験をするためにここに来ているのに、他人と自分を比べて落ち込んでしまう。
何者かにならないといけないように感じているのに、なににもなれない自分を責める。
アリはこんなことはしません。
私たちは、そんなアリを見習うべきなのかもしれません。
ここに在ること自体がミラクルだということを思い出せたら、いまより生きやすくなるかもしれません。
身に起こることを、もっと自分の経験として受け入れていけるかもしれません。
人として生きることを望んでここに来たこと。
許可をもらえたからこそ、ここに来られたということ。
そして、いまここに在ることに少しでも感謝できたら…
「私はなんで生まれたの?」
「なんのためにここにいるんだろう?」
この疑問が浮かんできたとき、いつもネガティブな感覚を感じていたとしたら、その感覚がが少しずつ消えていくはずです。